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体調不良なのに無理して出勤/出社は損!生産性も信頼も落とさない選択肢とは

  • FuvaBrain
  • 2025年8月27日
  • 読了時間: 10分

更新日:2025年9月8日

更新日:2025年8月27日

体調不良なのに無理して出勤は損!生産性も信頼も落とさない選択肢とは

従業員が体調不良でも無理して出勤/出社することは、日本企業に根強く残る慣習の一つです。しかし、それは本人の健康悪化だけでなく、職場全体の生産性低下や感染拡大、さらには企業の信頼性低下にもつながります。


この記事では、管理職や人事労務担当者が押さえておくべきリスクと、正しい判断基準・ルールづくり・テレワークの活用方法について解説します。

目次

■社員が体調不良でも出勤/出社してしまう


体調不良なのに無理して出勤/出社する行動は、プレゼンティーズム(Presenteeism) と呼ばれます。

一見「真面目」「責任感がある」ように見えますが、組織全体の生産性や健康リスクを高める原因にもなります。ここでは、社員が体調不良でも無理して出勤/出社してしまう現状や主な理由を整理します。


体調不良でも無理して出勤した経験がある人は70%以上

2024年に株式会社明治が実施した「20代〜60代のビジネスパーソン男女2,000人を対象とした体調管理実態調査」によると、「体調を崩していても隠して勤務したことがある」人の割合は71.0%に上りました。

さらに年代・性別別に見ると、特に30代でその傾向が強く、30代女性では81.2%が体調不良を隠して無理に出勤していることが明らかになりました。

体調を崩しても勤務したことがある割合
年代・性別ごとの割合

※出典:株式会社明治「20代〜60代のビジネスパーソン男女2,000人に聞く、体調管理実態調査


社員が無理して出勤/出社する主な理由一覧

理由

詳細

職場への影響

責任感・使命感

「自分が抜けると仕事が回らない」という思い込み

欠勤よりも低いパフォーマンスで業務継続、品質低下

評価への不安

「休むと評価が下がる」「昇進に響く」などの懸念

不安から無理な出勤/出社が常態化し、長期的には離職リスク増

有給取得のしづらさ

休暇申請の手間や心理的ハードルが高い

休暇制度が形骸化し、従業員満足度低下

職場の同調圧力

「皆頑張っているから自分も休めない」という空気感

体調不良の連鎖・感染症拡大の温床に

テレワーク制度の未整備

テレワーク環境がない、または活用されていない

柔軟な働き方ができず、出社一択になる


■無理な出勤/出社が組織にもたらすリスクとは


社員が体調不良でも無理して出勤/出社する行為は、本人だけでなく組織全体にさまざまなリスクをもたらします。生産性の低下や業務品質の劣化、感染症の拡大、周囲の心理的負担の増加、さらには法的・労務リスクまで、見過ごせない問題が潜んでいます。

管理者は、このリスクを定量的・定性的に把握し、早急に対策を取る必要があります。


生産性低下・業務品質の劣化

体調不良の状態で仕事を続けると、集中力や判断力が低下し、作業効率が落ちます。

その結果、ミスやトラブルが増加し、納期遅延や顧客対応の不備など、組織全体の信頼低下につながる恐れがあります。

また、本人の回復も遅れ、長期的な欠勤リスクも高まります。


感染リスク

無理な出社により、風邪やインフルエンザなどの感染症を社内に広げる危険があります。

ウイルスが社内に拡散する危険性があり、一人の無理な出社が、組織全体の健康被害や業務停止につながることもあるため、感染リスクの管理は非常に重要です。


周囲への心理的負担の増加

体調不良の社員が出社していると、周囲の社員も「自分も無理をしなければならない」と感じてしまい、職場全体の心理的負担が増加します。

また、感染症の場合は「うつされるのでは」という不安も広がり、職場の雰囲気が悪化する原因となります。


法的・労務リスク

体調不良時の出勤/出社強要や、休暇取得を妨げる行為は、労働基準法や労働契約法に抵触する可能性があります。

万が一、社員が勤務中に体調を悪化させた場合、企業側の安全配慮義務違反が問われることもあり、法的トラブルや企業イメージの低下につながるリスクがあります。

さらに、昨今ではSNSへの投稿がきっかけとなり、企業ブランドの毀損に直結する恐れもあります。



■出勤/出社判断を正しく導く判断基準


体調不良でも無理して出勤/出社する社員が後を絶たないのは、「どの程度なら休むべきか」の基準があいまいだからです。管理職が判断基準を明示し、社員が迷わず行動できる環境を整えることが重要です。


管理者が理解しておきたい出勤/出社可否の判断基準(例)

症状

出勤/出社可否

理由

37.5℃以上の発熱

× 出勤/出社不可

感染症リスクが高く、パフォーマンスも低下

激しい咳やくしゃみ

× 出勤/出社不可

周囲への感染拡大リスク大

強い倦怠感や頭痛

× 出勤/出社不可

集中力低下・作業効率の悪化

軽い鼻水や喉の痛み

△ 状況により判断

テレワーク推奨。周囲に感染リスクがあれば出社不可

医師の診断書がある

× 出勤/出社不可

医師の判断を優先、会社の安全配慮義務も関与


判断フロー

出勤/出社可否の判断を迷った場合は、以下のフローを参考にしましょう。

まずは自分の体調をセルフチェックし、症状がある場合は上司や人事に速やかに連絡します。必要に応じて医師の診断を受け、会社のルールに従って出社・在宅・休暇のいずれかを選択します。

判断に迷う場合は、管理者が最終判断をサポートする体制を整えておくことが重要です。


  1. セルフチェック:社員自身が上記基準で体調を確認

  2. 上長への連絡:症状・状況を簡潔に共有(例:メール・チャット)

  3. 代替措置の提示:可能であればテレワーク、不可なら業務引き継ぎ

  4. 最終判断:上長が会社ルールに基づき承認


部下に伝えておきたい分かりやすい基準(例)

部下が迷わず判断できるよう、シンプルで分かりやすい基準を事前に伝えておくことが大切です。「発熱や咳があれば必ず休む」「無理せず体調を最優先にする」など、具体的なルールを明文化しましょう。また、休むことが評価に影響しない旨や、連絡方法を周知することで、安心して休める職場環境が整います。


  • 発熱や感染症の疑いがある場合は出勤禁止

  • 軽症でも集中できない場合は無理せず休養

  • 迷った場合は必ず上長に相談



■適切な連絡手段と文面の工夫で信頼を維持する方法


部下が体調不良でも無理して出勤してしまう理由の一つに、休む連絡を入れることへの心理的ハードルがあります。「どう伝えれば迷惑にならないか」「評価に響かないか」と悩み、結果として無理な出勤を選んでしまうケースが少なくありません。

そのため、適切な連絡手段と文面ルールを整備することが、組織全体の信頼関係を維持するポイントとなります。


連絡手段の選び方

手段

メリット

注意点

電話

緊急時に最適。直接の声で状況が伝わりやすい

早朝・深夜は避ける。上司が会議中などで不在の可能性もある

メール

記録が残り、詳細な状況を共有しやすい

返信が遅れる場合があるため、急ぎには不向き

チャットツール

即時性が高く、簡潔に伝えられる

文章が短くなりすぎると誤解の可能性がある


用意しておくべき体調不良時のテンプレート

体調不良時の連絡は、テンプレートを用意しておくとスムーズです。

以下の例文を参考に、各自でカスタマイズしておきましょう。


メールの例文

件名:体調不良による本日の勤務について

〇〇部長


お疲れ様です。〇〇です。

本日、体調不良のため出社が難しい状況です。

医師の診断もあり、無理して出社するよりも在宅勤務または休養が必要と判断しました。

本日の業務は△△さんへ引き継ぎ済みです。

ご迷惑をおかけしますが、ご確認をお願いいたします。


チャットの例文

体調不良で本日の出社が難しいため、在宅勤務に切り替えます。

業務は△△に引き継ぎ済みです。よろしくお願いします。


管理者が整備すべき連絡ルール

管理者は、体調不良時の連絡ルールを明文化し、全社員に周知することが重要です。連絡のタイミングや手段、必要な情報(症状・復帰見込み・業務引き継ぎなど)を明確にし、誰もが迷わず連絡できる環境を整えましょう。また、連絡しやすい雰囲気づくりや、休むことへの理解を示す姿勢も大切です。


  • 「誰に・どの手段で・どの時間までに」連絡するかを明確化:始業1時間前までに上長へチャットで連絡 → 詳細はメールなど

  • テンプレート文例を社内共有し、部下が迷わず使える状態にする

  • テレワークと休養の切り分け基準を明示し、安心して「無理せず休む」選択ができるようにする



■テレワークが「無理な出社」を減らす手段となる理由

テレワークが「無理な出社」を減らす手段となる理由

テレワークは、無理に出社せずに業務を継続できる柔軟な働き方を実現します。軽度の体調不良であれば自宅で休みながら業務を進めることができ、感染症の拡大防止にも有効です。

また、通勤による体力消耗やストレスも軽減され、社員の健康維持と生産性向上の両立が可能となります。テレワークの導入は、社員の無理な出社を減らし、組織全体のリスクを低減する有効な手段です。


テレワーク導入によるメリット

  • 自宅で業務が可能

  • 感染症の拡大防止

  • 通勤負担の軽減

  • 柔軟な働き方の実現




■『Eye“247” Work Smart Cloud 』が提供する正しいテレワーク運用


Eye“247” Work Smart Cloud』は、テレワーク時の業務・労務管理、コミュニケーション、情報漏洩対策を一元的にサポートするクラウドサービスです。社員が安心して在宅勤務できる環境を整え、無理な出社を防ぐための仕組みを提供します。



『Eye“247” Work Smart Cloud』は、PCのログデータをもとに「誰が・いつ・どのくらい・どの操作を行ったか」を可視化できます。テレワーク中の業務進捗や労働時間をリアルタイムで管理できるため、管理者は社員の状況を正確に把握し、適切な業務配分やサポートを行うことが可能です。

また、体調不良時の過度な残業や隠れ残業も把握でき、働きすぎを未然に防ぐことができます。


テレワークでは、対面でのコミュニケーションが減少しがちですが、『Eye“247” Work Smart Cloud』の日報機能を活用することで、上長との情報共有やフォローを補うことができます。

特に体調不良時には、ダッシュボードで稼働状況を確認し、社員の体調を気遣うことで、継続的に無理な出勤/出社を防ぐことにつながります。


テレワークでは情報セキュリティの確保が重要です。

『Eye“247” Work Smart Cloud』は、PCログを可視化することで情報漏洩や内部不正を未然に防ぎます。

USBメモリなどの外部記憶媒体の制御、個人情報チェック、URL閲覧履歴、禁止ソフトウェアの設定といった機能により、情報漏洩リスクを可視化し、セキュリティ体制を強化します。




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■まとめ:無理な出勤/出社を止める施策が大切


体調不良時に無理して出勤/出社することは、本人にも組織にも大きなリスクをもたらします。明確な出勤/出社判断基準や連絡ルール、テレワークの活用、適切なITツールの導入によって、健康と生産性、信頼を守る職場づくりが可能です。

『Eye“247” Work Smart Cloud』を導入することで、テレワーク環境でも業務の見える化とセキュリティ強化を両立させ、生産性と信頼を落とさない働き方を実現できます。社員に無理をさせず、安心して休める環境を整えましょう。

この記事のポイント

  • 社員が体調不良でも無理して出勤/出社する背景には、責任感や評価不安など複数の要因がある

  • 無理な出勤/出社は生産性低下・感染拡大・心理的負担・法的リスクを招く

  • 出勤/出社可否の明確な判断基準とフローを整備することで無理出勤を防止できる

  • 適切な連絡手段やテンプレートを整備することで信頼を維持できる

  • テレワークとEye“247” Work Smart Cloudの活用で生産性と安全性を両立できる


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