OJTを放置しない!『Eye“247” Work Smart Cloud』で充実したOJTを実現
- FuvaBrain
- 7 日前
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更新日:2025年8月12日

OJT(On the Job Training)は「現場で学ぶ」最も実践的な人材育成手法でありながら、実際には十分な指導が行われず「放置されている」と感じる社員が少なくありません。この“見えにくい課題”は、早期退職やスキル未定着といった企業側の損失にもつながります。
この記事では、OJTにおける放置のリスクとその対策を整理し、『Eye“247” Work Smart Cloud』の活用によって継続的な育成を支援する方法を解説します。
目次
OJT期間中に放置されていると感じる原因
新入社員や中途社員の辞める意思につながる
スキル定着への悪影響
モチベーション低下とコミュニケーション不全
OJTの目的・計画・目標設定を明確にする
面談・フィードバック・フォローアップの実践ステップ
メンターやサポート役の活用
マニュアル化とeラーニングによる業務・研修プロセスの体系化
勤怠乖離チェック
ヒートマップ
PC操作ログ
日報/月報
■OJTで放置されていると感じる人は多い
OJTは本来、現場での実践を通じて業務スキルや知識を身につけるための重要な教育手法です。しかし、実際には「OJT=放置」と感じている新入社員や中途社員が少なくありません。
特に近年は、Z世代を中心に「質問しづらい」「相談できない」「何をすればいいかわからない」といった声が多く聞かれます。
このような状況が続くと、せっかくのOJTが形骸化し、本来成長できる社員の成長機会を奪ってしまうことにもつながります。
OJT期間中に放置されていると感じる原因
OJTは、「実務を通じた育成」の手法ですが、現場では十分な指導やサポートが行われず、単なる「放置」と感じられてしまうことがあります。以下が主な原因です。
カテゴリ | 原因 |
---|---|
トレーナーの業務負荷 | 業務が多忙で育成に十分な時間を確保できない |
指導体制の不備 | 明確な指導計画や育成目標が設定されていない |
コミュニケーション不足 | フォローアップやフィードバックの頻度が少ない |
■「OJTという名の放置」が引き起こすリスク
「OJTという名の放置」は、単に新入社員や中途社員が孤立するだけでなく、企業全体にさまざまなリスクをもたらします。具体的には、離職率の上昇、スキル定着の遅れ、職場のコミュニケーション不全、さらには企業ブランドの低下などが挙げられます。
これらのリスクを放置すると、採用コストや教育コストの増加、現場の生産性低下といった経営課題にも直結します。OJTの質を高めることは、社員の成長だけでなく、企業の持続的な発展にも不可欠です。
新入社員や中途社員の辞める意思につながる
OJTで放置されると、新入社員や中途社員は「自分は必要とされていないのでは」と感じやすくなります。このような心理的な孤立感は、職場への帰属意識や仕事への意欲を大きく損ないます。
結果として、早期退職や転職を考えるきっかけとなり、企業にとっては貴重な人材の流出につながります。特に、入社直後のサポートが不十分な場合、短期間での離職リスクが高まるため、OJTの質の向上は急務です。
スキル定着への悪影響
OJTでの放置は、業務スキルや知識の定着を大きく妨げます。十分な指導やフィードバックがないまま業務を進めることで、誤った方法が身についてしまったり、業務の全体像を理解できないまま作業を繰り返してしまったりすることになります。これにより、本人の成長スピードが遅くなるだけでなく、現場全体の生産性や品質にも悪影響を及ぼします。
OJTの本来の目的である「実践を通じた成長支援」を実現するためには、適切なサポートと振り返りが不可欠です。
モチベーション低下とコミュニケーション不全
OJTで放置されると、社員のモチベーションが著しく低下します。また、質問や相談がしづらい環境では、コミュニケーションが希薄になり、チームワークや職場の雰囲気にも悪影響が及びます。
このような状況が続くと、社員同士の信頼関係が築けず、組織全体の活力が失われてしまいます。OJTを通じて積極的なコミュニケーションを促進することが、健全な職場づくりの第一歩です。
■OJT放置を防止するための具体策・手法

OJT放置を防ぐためには、計画的かつ組織的な取り組みが不可欠です。単に現場に任せきりにするのではなく、OJTの目的や計画を明確にし、定期的な面談やフィードバック、メンター制度の導入など、多角的なサポート体制を整えることが重要です。
また、業務マニュアルやeラーニングの活用により、誰でも一定水準の知識やスキルを身につけられる環境を整備することも効果的です。
OJTの目的・計画・目標設定を明確にする
OJTを効果的に進めるためには、まず「何のためにOJTを行うのか」「どのようなスキルや知識を身につけてほしいのか」といった目的やゴールを明確にすることが大切です。
また、OJTの進捗を可視化できる計画表やチェックリストを作成し、目標達成度を定期的に確認することで、放置状態を防ぐことができます。目標設定は、本人の成長段階や業務内容に合わせて具体的かつ現実的に行いましょう。
面談・フィードバック・フォローアップの実践ステップ
OJT期間中は、定期的な面談やフィードバックを実施し、進捗や課題を共有することが重要です。面談では、業務の理解度や困りごと、今後の目標などを確認し、必要に応じてサポート内容を見直します。
また、日々の業務の中で小まめに声をかけ、成果や努力を認めるフィードバックを行うことで、モチベーションの維持・向上につながります。フォローアップの仕組みを組織的に整えることで、OJT放置のリスクを大幅に減らすことができます。
メンターやサポート役の活用
OJT担当者だけに育成を任せるのではなく、メンターやサポート役を配置することで、より手厚いフォローが可能になります。メンターは、業務面だけでなく精神的なサポートも担い、新入社員が安心して相談できる存在です。また、複数人で育成を分担することで、担当者の負担軽減や指導の質の均一化にもつながります。
組織全体で育成に取り組む姿勢が、OJT放置の防止に大きく寄与します。
マニュアル化とeラーニングによる業務・研修プロセスの体系化
業務内容や研修プロセスをマニュアル化し、eラーニングなどのITツールを活用することで、誰でも一定水準の知識やスキルを習得できる環境を整えましょう。マニュアルや動画教材は、OJT担当者が不在の時でも新入社員が自律的に学べるため、放置状態のリスクを軽減します。また、eラーニングの進捗管理機能を活用すれば、学習状況の可視化や個別フォローも容易になります。
■新入社員の勤務時間を把握
OJTの質を高めるためには、新入社員や中途社員の勤務状況を正確に把握することが重要です。勤務時間や残業状況を可視化することで、過度な負担や業務の偏りを早期に発見し、適切なサポートを行うことができます。
また、勤務状況の把握は、OJT担当者の指導計画や業務割り振りの見直しにも役立ちます。『Eye“247” Work Smart Cloud』の活用をすることで、新入社員の勤務状況を確認でき、OJT放置のリスクを低減できます。
『Eye“247” Work Smart Cloud』では、PCログ(実働)と勤怠データの乖離がないかを確認できる機能が備わっています。新入社員においても、隠れ残業や休日勤務の実態、サボりが発生していないかなど、PCログデータと勤怠打刻データを並べて確認できるだけではなく、問題のある箇所はアラートが表示され目につくような設計になっています。
また、他社の勤怠システムのデータをCSVで一括取り込みすることで、自動分析も可能です。
■勤怠乖離チェック
作業分析>勤怠乖離チェック

■業務適応度の把握に活用
OJTの効果を最大化するためには、新入社員や中途社員がどの程度業務に適応しているかを定期的に把握することが重要です。 『Eye“247” Work Smart Cloud』のようなツールを活用すれば、業務の進捗や作業内容をデータとして蓄積・分析でき、OJT担当者や管理者が客観的に状況を把握できるようになります。これにより、放置状態の早期発見や、個別最適な育成計画の立案が可能となります。
『Eye“247” Work Smart Cloud』では、ヒートマップ機能を活用することで、社員の1日の集中度を視覚的に確認できます。PCの操作情報を分単位で取得し、1時間あたりの稼働時間に応じて「10分未満」「10分以上」「20分以上」など6段階で色分けされ、稼働が確認できない時間帯は白色で表示されます。
さらに、ヒートマップ上の任意の時間帯をクリックすることで、その時間帯に行われた作業内容の詳細を確認することも可能です。新入社員が業務に集中できているか、どの業務に時間を使っているのかを把握するうえで、非常に有効なツールです。
■ヒートマップ
作業分析>部署・ユーザー別集計>該当社員選択>ヒートマップ

『Eye“247” Work Smart Cloud』では、PC操作履歴、ファイル操作履歴、禁止ソフトウェアの使用履歴、Wi-Fi接続履歴など、さまざまなログ情報を自動的に取得しています。
中でもPC操作履歴を確認することで、社員の一日の作業内容を可視化でき、業務量の過多や業務の偏り、作業傾向の把握が可能です。これにより、適切な業務配分や業務改善のヒントを得ることができます。
また、操作中のウィンドウタイトルまで記録されるため、業務に必要な情報を正しく活用しているか、あるいは業務中のサボり行為が発生していないかといった点も、客観的なデータに基づいて確認できます。
■作業ログ
ログ情報>作業内容

■日々のコミュニケーションに活用
OJTの放置を防ぐためには、日々のコミュニケーションが欠かせません。新入社員が気軽に相談や質問ができる環境を整えることで、孤立感や不安を解消し、モチベーションの維持にもつながります。
『Eye“247” Work Smart Cloud』では、日報や月報を活用し、OJT担当者や上司が日々の業務状況や悩みを把握しやすくなります。これにより、早期に課題を発見し、適切なサポートを行うことが可能です。
『Eye“247” Work Smart Cloud』では、日報 / 月報の機能も充実しており、一日の働き方をダッシュボードからひと目で確認できます。ダッシュボードを活用することで、新入社員と一緒にデータを見ながら、OJTの目標設定や課題の共有に役立てることが可能です。
また、テレワーク中にどの業務にどれくらいの時間をかけたのか、どこでつまずいたのかなどを、作業実績とともに上司へ報告できるため、テレワーク下におけるコミュニケーション不足の解消にもつながります。
■日報
日報/月報>該当社員選択

■OJT担当者の負担を把握
上記の機能を活用することで、OJT担当者自身の負担状況も可視化することが可能です。
OJTがはじまると、新入社員が現場に適応できるか、成長機会を十分に得られているかといった点に注目が集まりがちです。しかしその一方で、OJT担当者にかかる業務負荷の増加にも目を向ける必要があります。
管理者は、『Eye“247” Work Smart Cloud』で取得できるデータを活用し、以下のような点を継続的にチェックしましょう。
OJT担当者が通常業務を支障なく進められているか
OJT担当者に隠れ残業や長時間労働の傾向が出ていないか
時間の使い方に偏りがないか(例:OJT対応に偏り、他業務が滞っていないか)
このように、新入社員とOJT担当者の両者を支援する視点を持つことで、健全な人材育成環境が整います。
■まとめ:OJT放置を防ぎ、社員の成長と企業の人材育成を実現するために
OJTの放置は、社員の早期離職やスキル定着の遅れ、モチベーション低下など、企業にとって大きなリスクとなります。OJTを「放置」と感じさせないためには、育成計画の明確化と日々のフォローアップが不可欠です。『Eye“247” Work Smart Cloud』は、勤務実態・作業内容の可視化により、現場任せにしないOJT体制を支援します。社員の定着と成長を両立させるために、今こそOJTの質を高め、課題に真摯に向き合いましょう。