個人情報の漏洩を防ぐ『Eye“247” Work Smart Cloud』
- FuvaBrain
- 5 日前
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更新日:2025年7月28日

企業における個人情報の漏洩は信用を失うだけでなく、多額の損害や法的責任に直結します。特に内部不正や操作ミスによる漏洩リスクは増加傾向にあり、社員の操作を可視化し抑止する仕組み作りが重要です。
この記事では『Eye“247” Work Smart Cloud』を活用した個人情報の漏洩防止策を解説します。
目次
個人情報の漏洩リスクと企業責任
個人情報の漏洩実態
情報の持ち運び
コンピューターウイルスの感染
不正アクセスによる攻撃
関係者のヒューマンエラー
内部不正による情報流出
個人情報の漏洩を防ぐ『Eye“247” Work Smart Cloud』データ活用術
情報漏洩リスクの管理
情報持ち出しの抑止・証跡
漏洩リスクのある行動の確認
導入企業様の声
■個人情報の漏洩とは
個人情報の漏洩とは、氏名、住所、電話番号、マイナンバーなど特定の個人を識別できる情報が第三者へ不正に渡ることを指します。漏洩原因は外部攻撃だけではなく、社内の操作ミスや内部不正も多く、情報漏洩が発生すると信用失墜や法的責任に直結するため、企業は日頃から対策を講じる必要があります。
個人情報の漏洩リスクと企業責任
近年、サイバー攻撃や内部不正による個人情報漏洩事件が相次ぎ、企業にとって情報管理は最重要課題となっています。個人情報の漏洩が発生すると、顧客や取引先の信用を失うだけでなく、多額の損害賠償や法的責任を負う可能性があります。さらに、労務管理の不備やPC操作の杜撰さが原因となり、漏洩に繋がるケースも少なくありません。
個人情報の漏洩実態
東京商工リサーチが発表した「2024年上場企業の個人情報漏洩・紛失事故の調査」によると、2024年に上場企業とその子会社が公表した個人情報の漏洩や紛失事故は、前年比8.0%増加の189件でした。漏洩した個人情報は、1,586万5,611人分です。漏洩件数は、2021年から4年連続で最多更新を続けています。
また、2012年から2024年までの13年間での漏洩件数は、1,454件、漏洩・紛失した可能性のある個人情報は累計1億8,249万人と、日本人口の1.5倍に達しています。
市場別に見ると、最多は東証プライムの115社で全体の7割を占めています。次いで、東証スタンダードの18社、東証グロースの15社という結果になっています。
複数のグループを抱える大手企業は、事業領域や社員数、顧客数も多くターゲットになりやすいため、より高度な情報漏洩対策や情報管理、また社員の情報リテラシー教育が必要であることを示しています。
※出典:東京商工リサーチ「2024年上場企業の「個人情報漏えい・紛失」事故 過去最多の189件、漏えい情報は1,586万人分」 https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1200872_1527.html
■主な個人情報の漏洩原因5選
主な個人情報の漏洩原因は、
情報の持ち運び
コンピューターウイルスの感染
不正アクセスによる攻撃
関係者のヒューマンエラー
内部不正による情報流出
の5つです。
主な個人情報漏洩の原因を把握することは、具体的な対策を講じる第一歩です。漏洩リスクが高い典型的な原因を5つに整理し、それぞれの特徴と注意点を解説します。これにより、自社のリスクポイントを明確にし、漏洩防止策の強化に役立てることができます。
情報の持ち運び
USBメモリやノートPCなど可搬媒体にデータを保存して持ち出す際、紛失や盗難で漏洩が発生するリスクがあります。自宅や外出先での紛失や置き引き、車上荒らしや盗難などのトラブルに巻き込まれて、大量の顧客情報の入った媒体を紛失することが起こりえます。
コンピューターウイルスの感染
メール添付や不正サイト経由でウイルス感染し、端末内の個人情報が外部に送信される被害が増加しています。コンピューターウイルスに感染し、パソコンの内部の情報をインターネットに公開してしまうなど、インターネット経由で個人情報の漏洩に至るケースが多いです。なかでも、業務用端末ではなく、私用端末に顧客情報などの個人情報を入れてしまい、ウイルス感染から個人情報の漏洩をしてしまうケースが多くなっています。
不正アクセスによる攻撃
外部からのハッキングや不正ログインにより、サーバーやPC内の個人情報が大量に漏洩するケースがあります。近年ではVPNの脆弱性を狙った攻撃や、ランサムウェアによるデータ暗号化・窃取も深刻です。
関係者のヒューマンエラー
メールでの送信先設定の操作ミス等により、個人情報を誤送信するなど、些細なミスが大規模漏洩につながることがあります。こうしたヒューマンエラーは、適切なチェックフローがないと繰り返し起こりやすいです。
内部不正による情報流出
社員や元社員による不正持ち出し・売却など、内部からの意図的流出は深刻なリスクです。
退職予定者が取引先リストを持ち出す、営業担当者が顧客情報を競合に渡すなど、内部者による計画的な不正流出は被害範囲が大きく、発覚しにくいという特徴があります。
■個人情報の漏洩を防ぐ『Eye“247” Work Smart Cloud』データ活用術

『Eye“247” Work Smart Cloud』は、PC操作ログを詳細に取得・管理することで、内部からの情報漏洩を防止できるツールです。たとえば、USBデバイスへのファイルコピー、印刷履歴、禁止ソフトの起動などを検知し、管理者へアラートを通知できます。これにより、不正操作を即座に把握し、漏洩リスクを最小限に抑えます。
情報漏洩リスクの管理
社員一人一人が、どのくらいの量の個人情報を保有しているのかを、日ごろから把握しておくことにより、情報漏洩リスクの管理をすることが可能です。
『Eye“247” Work Smart Cloud』では、個人情報保持チェックにて、誰がどの程度の個人情報を保有しているのかを把握することができます。個人情報保持チェックで個人情報の保持数が多い社員は、情報漏洩リスクが高く、個人情報の保持数が少ない社員は情報漏洩リスクが低いです。
また、急激に個人情報の保有件数が増えた場合は、内部不正の早期発見につながり、該当社員への聞き取りなど対応策を講じることができます。
▼個人情報保持チェック
ログ情報>個人情報
PC端末のフルスキャンを行い、個人情報を含むファイルと件数を特定し記録します。特定したファイルが削除されるまでの記録を追跡します。

情報持ち出しの抑制・証跡
『Eye“247” Work Smart Cloud』にて、PC操作ログで記録管理していることを社員に伝えると、個人情報の持ち出しの抑制につなげることができます。
また、万が一の際には情報漏洩の証跡として『Eye“247” Work Smart Cloud』を利用することも可能です。USBの操作履歴や印刷物の操作履歴、またファイルの操作履歴等を調査し、個人情報の漏洩の証跡として活用できます。
また、USBはホワイトリストを登録することで、ホワイトリストに登録されていないUSBの使用を除外することも可能です。
▼USB操作ログ
ログ情報>USB使用履歴
open:USBデバイスからのファイルコピー
copy:USBデバイスへのファイルコピー
arrival:USBデバイスの差し込み
remove:USBデバイスの抜き出し
USB メモリ等の外部記憶装置の操作ログを記録します。

▼印刷ログ
ログ情報>印刷
PC端末の印刷履歴が閲覧できます。キーワード検索、印刷時間、ドキュメント名、プリンター等で抽出できます。

▼ファイル操作
ログ情報>ファイル操作
PC端末、ファイルサーバーのファイル操作を記録します。ファイルを「開く」「コピーする」「名前の変更」「削除」の追跡を行います。

漏洩リスクのある行動の確認
『Eye“247” Work Smart Cloud』を活用することで、危険なサイトへのアクセス履歴を把握することができます。
不審なサイトへのアクセスは、ウイルスの感染や攻撃の入り口となる可能性があります。URLの履歴が記録されるため、情報漏洩につながる行動を確認することができます。
また、禁止ソフト起動ログでは事前に禁止設定しているソフトウェアが、実行されているかを確認できます。禁止ソフトウェアの起動履歴が確認できれば、該当ソフトウェアからのウイルス感染や漏洩の可能性が高いことが分かります。
Wi-Fi接続ログにより、保護されていない通信を社員が使用していた場合も注意が必要です。
『Eye“247” Work Smart Cloud』では、安全なWi-Fiをホワイトリストに登録することができ、ホワイトリストに登録されていないWi-Fiに接続した場合や、安全性の低い通信方式のWi-Fiに接続した場合は、アラート通知を受け取ることもできます。これにより、不適切なネットワーク利用を検知し、リスクの低減につながります。
▼作業ログ
ログ情報>作業内容
一定間隔で、操作しているアプリケーション情報を記録します。

▼Wi-Fi接続ログ一覧
ログ情報>Wi-Fi接続
Wi-Fiの接続履歴をログとして記録します。

▼禁止ソフト起動ログ
ログ情報>禁止ソフト起動
禁止ソフトウェアの実行制限または禁止ソフトウェアの実行を記録します。

導入企業様の声
よくテレビドラマなどでハッカーの人が会社などに忍び込んでハッキングしたいPCにUSBを挿してデータを盗もうとするシーンなどがありますが、Eye247を入れておくとUSBを挿しこまれても許可しているUSBしか接続できない、ということが可能なので安心です。 |
以前は別の資産管理&ログ管理ソフトを使用していましたが、ITリテラシーが低い経営層には使いこなすのが難しく、こういうソリューションを使用する場合はIT担当者が必要だと思っていました。ただ、こちらのEye247はUIがシンプルかつまとまっていて、ITリテラシーがあまり高くなくても使いこなせる優れたソフトになっています。 IT担当者が資産管理をメインで使うのであれば似たような別のソリューションでもいいかと思いますが、経営層が取得したPCログを元に社員の生産性を向上させるためのツールとしては最適といえます。 |
■まとめ:漏洩リスク対策は仕組み化がカギ
個人情報の漏洩はヒューマンエラーや内部不正を含め、どの企業にも起こり得るリスクです。また、漏洩リスク対策は形だけのルールでは不十分なので、人やシステムが正しく連携し、継続的に改善できる仕組みを整えることが重要です。
『Eye“247” Work Smart Cloud』を活用すれば、日常的な操作ログ取得により社員の意識改革にもつながり、管理コストを抑えながら高精度な漏洩防止体制を築けます。